大人アトピー性皮膚炎の体質改善!食事や生活、ストレス対策など
大人になってアトピーになりました。
どうしたらいいんだろう

そうでしたか。
わたしもアトピーをもっています。
赤ちゃんのころにアトピー性皮膚炎、小6のころに太陽アレルギー、
高校卒業後に手指の湿疹とあかぎれを発症しました。
大人になった今も対策していますよ。
今回はそのなかでも『手指の湿疹』などのアトピー性皮膚炎について。
薬をつけても毎年発症する。体質と診断されたけど、何か原因があるはず。原因をみつけて治療したらよくなるんじゃないか。そんな希望をもって論文を読みあさって、実践してみました。

生活や食事を改善して、いまは落ち着いているのでぜひみなさんに紹介したいと思います。
お役にたてれば嬉しいです。
アトピー性皮膚炎
まず、アトピー性皮膚炎がどんなものか引用しますね。
アトピー性皮膚炎は,増悪と軽快を繰り返す瘙痒の ある湿疹を主病変とする疾患であり,患者の多くは「アトピー素因」を持つ.

わたしは5月~7月のじめじめした季節に悪化しやすいです。
かゆみもでるのでアトピー性皮膚炎といえそうですね。
また、赤ちゃんのころにアトピーになって、体をかきむしらないように手袋をしていたときの写真も見ました。そのあとは良くなっていたのですが、高校卒業後に手指の湿疹が発症。
アトピー性皮膚炎は小さい頃に発症して大人になるにつれてよくなるそうですが、一部の人は成人型アトピー性皮膚炎になるそう。
私も大人アトピーですね。
アトピー性皮膚炎の原因
生活で抗原や刺激物に接触したり、生活習慣、温度や湿度が影響。
かゆみや悪化の要因
温熱,発汗,ウール繊維,精神的ストレス,食物,飲酒,感冒など
私の場合
悪化するときは、5月~7月(湿度が高い時期)、よく水をつかうとき、ストレスがあるとき、界面活性剤入りの洗剤やそうじシートを触ったとき、ほこりを触ったときなど。いくつか原因が合わさってるので見直しいます。
- とくに梅雨の時期は気をつける
- 界面活性剤が入ってない洗剤をつかう
- 水を使ったらしっかり手をふく
- こまめにそうじをする
- 汗をかいたら拭く
- ストレスはためない、無理しない
- 意識的にリラックス時間をとる
- お菓子をとらず、バランスのいい食事
アトピー性皮膚炎は完治できるの?

アトピー性皮膚炎はなおるの?
アトピーのガイドラインには、こう書かれていました。
アトピー性皮膚炎は遺伝的素因も含んだ多病因性の疾患であり,疾患そのものを完治させうる治療法はない.
引用:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018
残念ながら完治はできないようですが、症状がないか軽い症状で薬を使わずとも日常生活に支障をきたさないよう目標として治していけるそう。
なので日々の心がけをしていけば、アトピーを気にしないで生活していけるってことですよね。
希望がもてます。
一般的な治療薬 ステロイド(外用薬)
ステロイドは皮膚が薄くなったり副作用があると思い怖かったのですが、医師の処方のとおりに期間を守って治療した方がいいと思いました。
傷がある状態の方が、逆に菌が入りやすくなって悪化するのかもしれませんね。
アトピー性皮膚炎の繰り返される刺激
アトピー性皮膚炎の人は、ダニ、ハウスダスト、花粉、真菌、食べ物など繰り返し接触するものでアトピーがだんだん強くなるそう。
ダニ・カビ

ダニはとくにベッドにおおいと言われますよね。
そこで、わたしはダニとりシートをつかっています。


ネットで買えます。
1枚で3か月もちますよ。

あと、長く置いておいた冬服を着るとかゆくなるんですよね..
洗濯も大事だなぁと。
家で洗えないものや長くつかわない季節もののコートなどは、クリーニングにだすといいですね。
ほとんどのクリーニング店はできるだけ早くとりにいかないといけないですが、下のクリーニング店なら最大8か月あずけられます。
家だと場所もとるし、またカビがついたら困るので、安心ですよね。
配送もうけとりもお店まで行く必要がなく便利です。


肌に触れるものだから、洋服もきれいにしてから着ることですね。
食べ物

大学生のころにキムチなどの香辛料で唇が赤く腫れてかゆくなりました。
何度もそうなったので香辛料は避けるようにしてます。
アトピー 悪化の予防法
保湿

アトピー性皮膚炎は水分含量が少なくなって皮膚のバリア機能や保湿因子がおちて発症しやすい。
とくに気温がさがり湿度がさがる秋から春にかけての保湿剤でのスキンケアが大切。[1]
保湿→角質層の水分量をあげる→皮膚のバリア機能を維持・回復→アトピーの原因物質が入り込むのを防ぐ・かゆみを抑える
ただ保湿剤によっては接触性皮膚炎になり悪化することがあるので注意が必要みたい。
傷ついた皮膚の保湿には『白色ワセリン』がいいそうです。私もワセリン使ってます。成分は数種類だけでシンプルでいいと思い、ここ3年間ぐらい使ってます。
1日朝と夕の2回。そのうち1回はお風呂あとに塗る方が効果的。
発汗

私は汗をかきにくいほう。
アトピー性皮膚炎は、汗の分泌障害や高温高湿環境での皮膚にたくさんの汗が残ると悪化するそうです。
汗腺から汗がでやすくなるよう運動して、汗をかいたらやわらかいタオルか汗とりシート、すぐシャワーに入りようにする。
ストレス解消

子どもの頃に発症してよくなっていても、大人になって心理的なことから再発するそう。
調べていると、ある研究が私の境遇ととても似通っていたので驚きました。アトピーをよくするには、まず心の安定が必要ですね。
ストレスとなる場所を避ける、音楽を聴く、アロマをかぐ、リズム運動、などしたいものです。

最近はお風呂タイムでもリラックスしていますよ。
シャンプー
シャンプーやボディ用せっけんにもきをつけています。
ボディ用は赤ちゃんにもつかえる固形せっけんをつかってます。

シャンプーも肌にやさしいものはありますが、無香料のものがおおかったんですよね。
少し香りもほしくて、最近かえました♪
それが、ハイビスカスヘアーシャンプー。


石鹸シャンプーよりも頭皮や髪にやさしく、保湿効果があるそう。
ハイビスカスヘアシャンプーは、正常な肌とおなじ弱酸性にちかいので、敏感肌の人にもおすすめとのことでした。

香りもよくて肌にもやさしいので、お風呂タイムでリラックスしています。


抗菌対策
アトピー性皮膚炎の患者さんには真菌をもっている人が多いとのこと。[1]
真菌には白癬菌のような皮膚に付着する菌もいれば、カンジダ菌のように体内で増える菌も。
最近、皮膚で増える菌のせいかもしれないと思い、植物由来の抗菌スプレーを使ったところ症状がよくなりました。かゆみや赤みがひいていったので下の記事でシェアしますね。
一方、カンジダ菌は砂糖のとりすぎ、抗生剤やステロイドの頻回投与によって消化管内でふえて免疫が乱れて皮膚症状が起きてしまう。
抗生剤やステロイドは量を守って使うこと。あとはどんな食事に気をつけたらいいのか、下にまとめますね。
カンジダ菌対策 ひかえる食品
- 白砂糖、多量のメープルシロップ・ハチミツ
- 牛乳、乳製品
- イースト菌やカビ入りの食品(パン、チーズ、ピーナッツ、ドライフルーツ、アルコール飲料など)

おもに砂糖がカンジダ菌のエサになるので、
お菓子のとりすぎは控えましょう。
また、牛乳や乳製品は、牛乳中にアレルギー源があったり、微量の抗生物質が入ってることにより皮膚のアレルギー症状が起こるとのこと。チーズもカビをつけて作られているので、乳製品は控えた方がいいと思っておいた方がよさそうですね。
シンバイオティクス

シンバイオティクスとは、プロバイオティクスとプレバイオティクスを一緒にとること。
プロバイオティクス(乳酸菌などの善玉菌)
プレバイオティクス(食物繊維やオリゴ糖などプロバイオティクスのえさとなるもの)
1歳以上でシンバイオティクスの摂取でアトピー性皮膚炎の治療効果があったとのこと。[3]

わたしは食事に気をつけて、乳酸菌サプリもとっていますよ。
紫外線対策

私は小学6年生の頃に太陽アレルギーと診断されてから、長時間日にあたるのは控えるようにしています。
その過度の太陽光にあたることも悪化の原因の1つ。
アトピー性皮膚炎は,いわゆる光線過敏症ではない ので,厳重な遮光は必要ない.しかし,紫外線の強い 5月から8月,特に紫外線量の多い10時から14時頃 の外出の際には,帽子を着用する,なるべく日陰を歩くなどの配慮をし,紫外線への曝露が長くなるときにはサンスクリーンの使用を勧める
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018
陽射しに当たることは皮膚でのビタミンD生成になって健康へのメリットもあります。
骨を強くする、気持ちを安定させるなど
1日あたり夏は15分、冬は1時間、朝陽や陽射しに当たって、外に出るときは紫外線対策をするように心がけています。
アトピー 漢方

アトピーに漢方がいいと聞いたことがあるんですが、、

わたしは使ったことがないのですが、アトピーのための漢方もあるみたいですね。
ステロイドなどの抗炎症外用薬とあわせて漢方ものむと治療効果がみられたそう。
体内からよくしたいと思い、漢方での治療も考えていたのですが、下のような注意点があるそうです。
甘草を含む方剤による偽アルドステロン症や,補中益気湯による間質性肺炎,肝機能障害,黄疸が報告されており,漢方方剤による有害事象が起こりうることも忘れてはならない.
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018
副作用もあるみたいですね。
また、体質や体調によっても漢方の種類が変わるとのこと。[2]

どんな漢方がいいのか、自分にあうのか、判断がむずかしいので、
専門の方にみてもらうのがよさそうですね。
アトピー性皮膚炎をよくする まとめ

- 保湿
- 運動して汗をかいたら拭く
- リラックスタイムをつくる
- 砂糖を控える
- シンバイオティクスをとる
- 外に出るとき(とくに夏)は紫外線対策
- 高温高湿をさける
- 食べ物で異変を感じたら控える(私はキムチなど)
- 界面活性剤入りの洗剤は控えて、肌に優しいものを
たくさんありましたね。
ただ、私は医師ではないので、しっかりと治療される際には医師や専門の方に見てもらうことをおすすめします。

アトピーはつらいものですが、食生活から体質改善していきましょうね!
私はアトピーの他にも、ゴム手袋の常用でなるラテックスアレルギーと思われる症状がでました。知ってはいましたが、自分がなるとは思いませんでしたね。そのアレルギーになると、特定の食べ物にもアレルギーがでることがあるので注意しています。下の記事にまとめましたので、不調を感じる方は確認してみてくださいね。